マイナンバーカードでできること (2025.12月現在)
2025-12-08

正直なところ私はマイナンバ-カードを
身分証明書以外の用途では使っていません。
できる事を再確認して使いこなせるようにしたいと思っています。
調べてみるとかなり有用なことが確認できます。
以下参照下さい。
【1】公的な身分証明書として
顔写真付きで公的な証明書として利用できます。
金融機関の口座開設や、様々な手続きでの本人確認に利用できます。
【2】健康保険証としての利用(マイナ保険証)
対応する医療機関や薬局で、健康保険証として利用できます。
受付でスムーズに保険資格の確認ができます。
過去の診療情報に基づいたより適切な医療を受けられる場合があります。
ここは気になるので少し掘り下げてみます。
(1)利用登録の方法
以下のいずれかの方法で登録できます。
①マイナポータル:スマートフォンやパソコンからログインして登録します。
②セブン銀行ATM:全国のセブン銀行ATMで手続きできます。
③医療機関・薬局:顔認証付きカードリーダーで初回利用登録ができます。
(2)医療機関・薬局での使い方
①カードリーダーに置く: 受付にある顔認証付きカードリーダーに
マイナンバーカードを置きます。
②本人確認: 顔認証または4桁の暗証番号入力のいずれかを選択して
本人確認を行います。
③情報提供への同意: 過去のお薬の情報や特定健診(メタボ健診など)の情報を
医師・薬剤師に提供することに同意するかを選択します(任意)。
④受付完了: カードリーダーからカードを取り出したら受付完了です。
(3)主なメリット マイナ保険証を利用することで、様々なメリットがあります。
①より良い医療
過去のお薬や健診の結果を医師・薬剤師と共有でき、重複投薬の回避や、
より適切な診断・処方につながります(本人の同意が必要)。
②高額療養費制度
高額な医療費が発生する場合でも、限度額適用認定証を事前に役所で
申請・提出しなくても、窓口での支払いが限度額までとなります。
③手続きの簡略化
就職・転職・引っ越し後も、新しい保険証の発行を待たずに
マイナンバーカードで受診できます(保険者への届出は必要)。
④医療費控除
マイナポータルから医療費通知情報が参照できるため、
確定申告の医療費控除の手続きが簡単になります。
⑤窓口負担の軽減
従来の保険証で受診する場合に比べて、
初診料や再診料が安くなる場合があります。
【3】各種証明書のコンビニ交付
住民票の写しや印鑑登録証明書など、一部の証明書を
全国のコンビニエンスストアのマルチコピー機で取得できます
(自治体によって異なります)。
これは、私もすでに利用しています。
【4】行政手続きのオンライン申請
(1)マイナポータル:政府が運営するオンラインサービスにログインできます。
(2)子育てや介護などの行政手続きをオンラインで申請できます。
(3)自身の特定健診情報や薬剤情報などを確認できます。
(4)行政機関からの通知を受け取ることができます。
(5)e-Tax(電子申告)
所得税などの確定申告を自宅からオンラインで行う際に利用できます。
ここは税理士として強調したいところです。
【5】公的給付の受け取り
給付金などの公的な給付を、迅速かつ確実に受け取るための口座を登録できます。
これは今後各種補助金などの支給が決定される際には利用できるものです。
【6】マイナ免許証(マイナンバーカードと運転免許証の一体化)
マイナンバーカードのICチップに運転免許証の情報を記録し、
マイナンバーカードを運転免許証としても利用できるようにする制度です。
これは、令和7年3月24日(月曜日)から全国で運用が開始されました。
(1)主なメリット
①身分証明書の一体化
マイナンバーカード1枚で公的な身分証明書と運転資格の証明ができます。
②手続きのワンストップサービス
住所や氏名変更があった場合、市区町村の窓口で手続きをするだけで、
運転免許証の記載事項変更届が不要になります(ワンストップサービス)。
③本籍の変更もオンラインで申請できます。
④更新時講習のオンライン受講
優良運転者と一般運転者は、自宅などからオンラインで更新時講習を
受講できるようになります。
これにより、運転免許センターや警察署での手続き時間が大幅に短縮されます。
⑤手数料の割引
マイナ免許証のみを保有する方は、更新時の手数料が安くなる場合があります。
⑥経由地更新の期間延長
マイナ免許証を保有する方は、居住地以外の都道府県での更新(経由地更新)
が可能な期間が延長されます。
(2)運転免許証の持ち方(3つの選択肢)
マイナ免許証の運用開始後も、従来の運転免許証がすぐに使えなくなるわけではありません。
以下の3つの持ち方から選ぶことができます。
①マイナ免許証のみ
従来の運転免許証は返納する
カードが1枚になり、手続きのワンストップサービスや手数料割引など、
マイナ免許証のメリットを最大に享受できます。
② 2枚持ち
従来の運転免許証も引き続き保有する
マイナ免許証の機能を利用しつつ、従来の運転免許証も予備や提示用として
持ち続けることができます。
③ 運転免許証のみ
従来通り、運転免許証のみを保有するマイナ免許証の手続きをせず、
これまで通り運転免許証だけを持ち続けます。
【7】さらに便利な使い方
マイナンバーカードとスマートフォンを連携させることで、
スマートフォン用電子証明書を利用し、カードを持ち歩かなくても
各種オンラインサービスを利用できるようになっています。
あらためて調べるとかなり使い勝手が良くなっています。
まずは一歩踏み出したいと思います。
税理士法人だいち 日野事務所 税理士山口


