小説です。
舞台はちょうどNHKの大河ドラマで放映されている直江兼継とおなじ戦国時代。
「でくのぼう」の殿様略して「のぼうさま」成田長親のおはなしです。

私がおもわず称賛してしまったのが彼の大将としての器です。

だれにも左右されない信念をもち

かつ、百姓から武士、裏切り者、敵に至るまで心のそこから信頼し、
物事を大きく変えていく力。
まわりの人々に「俺がいないとだめなんだなあ。」と思わせてしまう頼りなさ。

お得意さまや部下の心をつかむうえで
現代の一国の主である社長さんたちにも通じるところが必ずあるはず。

良書です。
電車通勤の往復くらいでサクッと読めてしまうのでぜひご一読ください。岡本