スタッフブログ

総勢15名!税務・会計の専門家たちが、業界の最新情報や所員の日常について綴っていきます

★釣り船屋さんというサービス業★

2012-04-27

山口会計では法人決算時期に突入しています。
初の法人確定申告を経験し、何とかやり遂げてましたが、毎日毎日が勉強です。
色々ご指導してくださる先輩方への感謝を忘れてはなりません。
 
さて、今回は業界色?ではありませんが、釣り業界、、、特に船釣りの業界についてのお話です。
よく一緒に行く方との話の中で、帰りの車中で話題になる話です。
      なぜ船釣りがサービス業なのか? 
 
それはお客さんを船に乗せて、釣れる釣り場まで船で走り、魚を釣らせる、、、
だけではなく、、、、、
船長の腕による所(良いポイントを知っている、船の流し方が上手い等)があり、船宿の雰囲気が悪い等マイナス面があった際、船に乗ってくれたお客さんが二度と来てくれない可能性が高い、という事がよくあるからです。
 
さらに船に乗るためにお金を払ったのに一匹も釣れなかったら、お客さんがその船宿にまた乗ろうと思うことはないかもしれません。
 
逆に船長の腕が高く、釣りが始まり&終わった後のサービスが良い船宿は人気でリピーターが多いです。
 
そうゆう釣り場は船長の腕も良く、良く釣らせてくれる船長の場合が多いです。
 
前日にホームページを見ると今日はこれだけ数が釣れましたよ、とホームページに載ってる次の日は、、、、、
 
やっぱり混んでいるケースが多くいです。
 
釣りの情報をインターネットで検索するのは当たり前であり、ホームページを持っていない船宿は取り残されている感が否めないと思います。
 
 
      そんな儲かっている船宿は漁港につけば一発でわかります。
 
①平日、土日に関わらずお客さんが船に沢山乗っている。
 
②さらに釣り専門誌や釣り専用チャンネル(スカパーで24時間釣り番組が
放送されているマニアックすぎるチャンネルですwww)で、たびたび取材を受けている。
 
         
                   船釣りってどんな感じなのでしょうか。
 
東京湾を例に時系列で見てみましょう。
①朝早くから車で現地に集合し、船に乗ります。 
 
②船長がいる事務所が漁港の中や近くにあり、そこでお金を支払います。
東京湾だと事務所兼住まいが多いですね。 
釣り船屋と宿泊施設が一体化している所もあり、そこから船宿と呼ばれていると言われています。
                                                     写真小川丸さん転用
③朝の事務所の中では船宿が出してくれる暖かいお茶を飲みながら色んな方々と釣り談義。
                                                         写真転用
④そして、船に道具を持って乗り込みます。  
 
⑤出航です。  横須賀や三浦半島から出航する時は、朝日がきれいで、風を受けながら気分がとても良いです。
⑥釣り開始
(釣りの内容等は割愛します。)
⑦釣り終了後帰港。
 
⑧道具を片づけ帰ります。
(朝が早いため、眠すぎて何回もサービスエリアに行く時がありますが。)
         この中で、どこが船宿のサービスポイントなのでしょうか。
 
実は①の現地集合からサービスしている船宿が存在しています。
 
特に金沢八景のような電車に乗って釣りにくるお客さんがいる場合です。
①のサービスポイント、、、それは送迎サービスです。 
現地まで重い釣り具を担いで来れない人が結構多く、そのため駅まで無料送迎する船宿があります。
     これによって、船釣り=車がないと行けない問題を解決して、売上を伸ばしてます。
 
僕はクーラー担いで電車に乗って行きたくないですwww
 
②~④
船宿に着いてからも色んなサービスをしてる所があります。
朝の暖かいお茶だけでなく、カップラーメンやちょっとした軽食を当たり前のように提供し、釣具で忘れ物をした際の無
料レンタル等もあります。
 
ちなみに現在では軽食有、まったく道具を持っていない方へのレンタル等はほとんどの船宿が
やっています。
⑤~⑦
ここはサービスというより船長の技量も関係してきます。
腕の良い船長はお客さんが釣りやすいように上手く船を操船し、お客さん同士のトラブル(隣同士で糸が絡んだり等)もすぐに助けてくれます。
 
実は良いポイントを見つけても、海には海流があるため魚のいるポイントの真上に船を流すのは難しいのです。
 
当然大きな魚が掛った際は、釣れた魚を船にあげる際に網で救うなど手助けしてくれます。
 
僕がよく見るケースは中々釣れないお客さんに、丁寧に指導をして、お客さんが釣れるとお客さん以上に喜ぶケースです。 
                     そんな船長がいる船宿はやっぱり人気。 
 
 
                  逆にダメ船長は船室に入ったままが多く、上記の逆です。
 
 
最後に⑧です。
船から降りて事務所に行くと、船長の奥さんが軽食を出してくれる事があります。
朝も帰港後も食事付きみたいな船宿もありますね。
大きな魚を釣った人は写真を撮ってくれて、プレゼントしてくれます。
ちなみに大物の写真はホームページに載るケースが多く、それも集客のポイントになっています。
http://www.gyo.ne.jp/  人気の釣果サイト。
 
先ほど帰りの車中で話題になると書きましたが、それは帰りの車中で、
『今日の船長は腕が悪いな~、、、今日の船宿は船長が気さくで結構良かったですね』など、釣りの結果の感想だけでなく、釣り船屋さんの感想を話す事が多いからです。特に車で来ている方々は、間違いなく船宿の話を帰りの車中でしていると思います。
 
そんなこんなで、たかが釣船かもしれませんが、他の仕事と同じようにサービスが求められています。
 
自分たちは一生懸命お客様にサービスをしていますが、お客さんになってみて初めて分かる改善点があると思います。  
 
一緒に行く方々は『ちいさな気配りは御世辞にも釣り業界がしっかりしているとは言えない、、でも少しでも集客しようと努力している所はいっぱいある』 と話していました。
 
   
                釣り業界の中でも、人気の高い船釣り。 
                   稼いでいる船宿は年商数億。
皆様の身の回りでも、一見サービス業っぽくなくても実はサービス業や接客業というのが
あり、ふと考えてみるのも楽しいかもしれません。。
 
 

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