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放置竹林

2012-10-29

放置竹林(持続可能な資源・新活用への道)
高齢化等で手入れする人が減り、原料としてもプラスチックにとって
変わり利用する人がいなくなり、放置された竹林がふえているそうです。
竹は2~3か月で高さ10m以上に成長し、放置し続けると樹木の成長を妨げる。
地下茎が枯れると地盤が弱まり土砂災害を招く危険もある。
 
香川県の竹林面積が拡大し平野部まで広がっていて、
香川県三豊市の東亜機工という会社が竹を資源として利用できるような
竹を細かく砕き繊維を取り出して綿状にする機械を開発しているとの
ニュースがありました。
 
竹 100kgから竹綿 50kgを生産できるそうで、
コットンの綿花に比べ吸収力は2倍。
しかも、竹そのものに消臭、抗菌効果がある。
プラスチックの原料になるので、自動車部品や、住宅建材への応用も可能。
カンボジアから、竹加工産業の国家プロジェクトも要請されている。
ということで、明るい話題を提供しています。
 
日本全国には25万haの竹林があり、事業化することで、
30万人の雇用が生まれるそうです。
 
大分大学では、炭素繊維に変わり竹炭繊維を利用する研究を始めているとのこと。
竹炭繊維は炭素繊維に比べ、コストが約1/30だそうです。
資源化するこで、竹林整備になり、プラスチックの場合廃棄物としての処理が
ありますが、竹は植物ですので、環境に負担がかからずにいいことだと思います。
                         
                                                                     山口会計 北村   

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