起業コラム

人を雇うといくらかかるのか

2020-03-01

今回は、人を雇うといくらかかるのか考えます。

人を雇った場合の会社の負担は、
給与額面(税金など引く前の金額)のおおよそ15%増しになります。

給与以外の会社負担は下記のとおりです。
所得税・住民税/会社負担なし(従業員から天引きする為)
健康保険・厚生年金保険料/会社負担は半分(半分は従業員から天引きする為)
雇用保険料一部、会社負担
労災保険全部、会社負担
※雇用保険と労災保険は業種によって料率が異なります。

これらを考慮したうえで、
1人雇った場合の会社負担額を計算してみます。(令和2年3月現在)
前提条件
場所/東京(協会けんぽ加入)
業種/サービス業
年齢/40歳未満(介護保険非対象者)
給与/20万

★会社負担額
給   与                      200,000
健康保険料                 9,900
厚生年金保険料                18,300
子ども・子育て拠出金            680
雇用保険料                 1,200
労災保険料              600
合   計                   230,680

志を同じくする共に働く仲間が増えることは大変素晴らしいことです。
ただ、上記で試算したもの以外にも、
福利厚生関係、通勤費、教育研修費などがかかることが想定されます。
故に、負担はさらに大きくなります。
会社も人も無理なく成長出来るように、
人を雇った後の事業計画を立てるなど、慎重な判断を心掛けましょう。

お問い合わせ