スタッフブログ

総勢15名!税務・会計の専門家たちが、業界の最新情報や所員の日常について綴っていきます

節税について

2017-06-12

この節税というものには私も
お客様を担当するようになって
から常々考える事があるのです
が、色々なお客様がいるように
節税の方法も必ずしもあの時は
大丈夫だったから今回のお客様
にも提案しようとはいかないもの
です。そのお客様の考え方や税金
に対する許容度みたいなものが
あるように感じます。
もちろん払わなければいけない
税金はきちんと納税しなければ
いけないのですが納税する資金が
無い、一円たりとも税金を払いたく
無いといった声も聞かれます。
もの凄く当たり前だし、もっともな事
だと思います。
また税金が国、都道府県、市町村に
よってどのように利用されているのかも
よくわからないといった不満もあると
思います。
ただ法人にしても個人事業主に
しても儲けたものを税金で全て
持っていかれるという事はない
ので適切な節税(当然脱税は駄目)
をして、多少なりとも利益を出して
そこから税金を負担して残ったもの
を会社の所得や、事業所得として
残して少しでも体力のある会社、
個人事業主として存在していって
もらいたいと思います。
私が読んだ節税についての本に
書いてあった事を抜粋してみました。
節税には4つの種類がある

利益の繰延べ節税

永久的節税

含み益づくり・含み損確定の節税

消費支出的節税
①利益の繰延べ節税
 納税を後にずらす節税
  ・減価償却資産の特別償却
  ・圧縮記帳等
 
 これは今期大きく経費化されるが
 来期以降は 少なく経費化するので
 何年間のトータルで 考えると同じ
 結果になる。但し将来の状況が
 読みにくい業種や好不況の波の
 多い業種には効果的な節税になる。
 倒産防止共済(経営セーフティー共済)
 もここに含まれる。
②永久的節税
 本当の意味での節税。役員報酬を
 多くする、在庫の 評価方法の変更、
 機械装置等の税額控除等。
 これらの節税を多く検討する必要あり。
③含み益づくり・含み損の確定の節税
 優良な不動産、上場株等を取得し、
 含み益の出る財産を将来の業績不振
 のための処分資産としてもっておく。
 また将来企業の収益を生み出してくれる
 であろう人材の確保、開発等の支出、
 教育訓練費、試験研究費、開発費、
 広告宣伝費等の支出。
 一方、バブル時に購入したゴルフ会員権等
 の不良資産の売却し含み損を確定させるなど
④消費支出的節税
 (無駄な支出は節税では無い)
 良く聞く話として何でもいいから節税
 したいと言って 無駄な支出をしてしまう
 会社があるが支出すれば経費にはなる
 が節税効果としては約40%です。
 これが無駄な支出であれば40%は
 節税になるが 残り60%は損した事
 になる。支出の効果があっての節税
 なので注意が必要です。
わたしはこれを本で読んだのですが
なるほどと思う事が色々ありました。
今後はお客様にも適切な、ご意向に
沿ったものを提案出来ればと思います。
            山口会計 清水

お問い合わせ