貸借対照表について考える
2014-07-01
今回は貸借対照表について話していきたいと思います。貸借対照表とはある一定時点に
おける企業の財政状態を表示する計算書のことです。
企業の財政状態とは、その企業の資産、負債および資本の状況のことです。
では資産、負債、資本とは具体的にどういったものでしょうか?
①資産とは
資産とは現金、銀行預金、売掛金、棚卸資産、貸付金、建物、土地等をいいます。
企業が活動していくうえで、将来現金になるような物品がこれにあたります。
②負債とは
負債とは買掛金や借入金、支払手形等を言います。
資産が将来企業の現金になるようなものに対して、負債は将来現金支払いを生じさせるよ
うなものです。
③資本とは
資本とは会社が株主から預かっている資本を言います。
資本は負債のように将来現金の支払いを生じさせるようなものではありません。
資本とは資産から負債を差し引いた差額として求められるものです。
図①を見てください。これは山口商店という架空の会社の貸借対照表です。
資産が図の①のように1,270,000万円で負債が520,000の会社があるとします
この場合資本は750,000円となります。
このように貸借対照表を見ることで会社の財産の状況や、会社がどのようにお金を集め
どのように使っているが分かるようになります。