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所長と所員で話す、「クラウド会計」のこと。

「お客様の生活を守ること」が山口会計の役割

ー所長はいつも「お客様の生活を守ること」を考えて行動するようにと所員に話していますよね。

山口:会計事務所の仕事は大きく①税務(申告・節税対策含む)②会計処理およびそのサポート③情報提供の3つだと考えている。その業務のすべてを念頭に置いて仕事をすることが「お客様の生活を守る」ことに繋がるんだよ。 そして、どの業務においても経営判断が基になってくる。経営判断に何が一番大切かというと「スピード」に尽きる。「早く次の一手を打てる状況を作る」ことがお客様の生活を守る一因になると思っている。

ー現在の情勢では、「早く次の一手を打てる状況を作る」サポートを行うことが「お客様の生活を守る」最善策ということですね。

山口:そう。そのために必要なことは「お客様自身で会計処理を行う」こと。 我々のような外部業者が会計業務を行うとどうしても資料のやり取りや、ほかの会社との兼ね合いで時間がかかるからね。 だから、うちが会計業務において一番力を入れているのは、「お客様自身で会計処理が出来るようにする」サポート。 その中で一番クラウド会計がいいと今は思っている。

クラウドに着目したきっかけ

ー会計ソフトは色々ありますが、なぜクラウド会計を推進しようと思ったのですか?

山口:4,5年前くらいかな?今の主流とは別の会計ソフト会社だったと思うけど、口座取り引き等の他の情報を会計処理に変換するクラウド会計を推進していた。「すごい」と思っていたけど、コストがかかりすぎていて、しばらく静観していた。そのうち、freeeやMFという新規会計ソフト業者が安価で同様のサービスを出してきた。

ただすぐに飛びついてしまうと結果的に手間だけ増えて疲弊する懸念があった。とりあえず慎重に自分自身が実験台になって検証したかった。それから2年間山口会計の会計処理を試してみた。 うちの会計処理はもともと現金取引を意識的に少なくしていて、カード決済や振込を多くしていたので、導入してみたら楽になるだろうなと思っていた。実際やってみたら非常に便利。自動取り込みには素直に感動した。 まず、会計処理の手入力がほぼなくなった。いままで作業時間が1時間かかっていたのが10分になった。1/6だよ。たまらなくなった。これでお客様の作業スピードが格段に速くなると確信したよ。

ーそれでお客様にもおすすめすることにしたのですね!
当事務所のクラウド会計導入の第一弾としてまず、クラウド会計の担当者を設置しましたよね。

山口:クラウド会計の担当者を設置することで、お客様をしっかりサポート出来るし、各会計ソフトの窓口として情報の一括管理もできるしね。担当者にはきっちりやってもらって感謝している。

ー実際に運用してみてお客様の反応はどうですか?

担当者A: 「手で打たなくていい。」「今までエクセルで管理していた表を会計データに変換できるから楽。」というお声をいただいています。 また、会計処理で困ったことがあっても、既存の会計ソフトと違い、クラウド会計は、同時に同じ画面を閲覧できるので戴いた質問に対し、即時に的確にお答え出来ていることも喜んでいただいています。また、お客様の状況に応じてご紹介するクラウドサービスも変えていますのでそこもご好評いただいています。例えば、既存に使っている会計ソフトに慣れている方にはその会計ソフトのクラウド会計を、はじめて会計ソフトを利用される方で、経理処理を行ったことがない方には、その方向けに開発されているクラウド会計を進めています。また、お客様のご要望を伺い、インターネットに慣れていない、パソコンに慣れていない方には、クラウド会計をおすすめせず、既存のソフトをお勧めするなどその方にあったものを柔軟に提案しています。

運用についてですが、お客様別に申し上げるとインターネットバンキングを利用していた方は導入部分が終わって、運用の仕方を理解されればスムーズに移行されてます。クラウド会計を行うために初めてインターネットバンキングに登録されたお客様は銀行とのやり取りに少し手間がかかってしまいますが、それを乗り越えればうまく運用出来ると思います。

ー担当者として色々なお客様とクラウド会計の導入・運用を進めてきたと思いますが、これからクラウド会計を始める方に注意点があれば教えてください。

担当者B: クラウド会計の一番の利点は、口座取引やカード情報・エクセルを自動で会計データに変換できることにあります。しかし、そのための導入に少し手間がかかることがあります。それを回避するためには、様々な銀行・カード会社別で必要な情報が違いますから、まずどのような情報が必要かを把握し、実際に各インターネットバンキング等に一度ログインしてみてから始めるようにするとスムーズにすすめることができます。もし、当事務所で承る場合は、そこまではご自身で確認していただいてから情報をお渡しいただけると運用までの時間が圧縮できると思います。サポート体制も巡回監査担当とは別にクラウド会計の担当がおりますの安心して導入していただけますよ。

ークラウド会計のサポートを初めて1年ほどですが、運用実績はどのくらいですか?

山口:全体の2割くらいです。クラウド会計の業者さんに伺うと入れ替えスピードは早いようです。新しくお取引させていただくことになったお客様は、新規開業のお客様も多いため導入から運用までスムーズに進む事例が多いですから積極的にお勧めしています。一方、既存のお客様へのご提案はお客様の状況に応じてお勧めしています。例えば、既存の運用方法でうまく進んでいるようなところではご提案を行った上でお客様とご相談しならがら導入しています。

ークラウド会計のデメリットは何でしょうか?

担当者A :普段からパソコンを利用されている方はその生活の一部にクラウド会計が入るだけなのでデメリットは特にないように思います。ただ、セキュリティの面で今まで以上に気を付けなければいけませんが、一般的なウィンドウズアップデートの定期的な更新・セキュリティソフトの運用・インターネットバンキングにログインするパソコンを限定するなどの通常気を付けるようなセキュリティを怠らなければ大丈夫だと思います。

ー最後に今後の展望を聞かせてください。

山口:お客様には、短く出来るものは短くし(手間をはぶけることははぶくことで)経理業務を効率化し、経営判断が素早く出来る環境になってほしいと思っています。また、クラウド会計導入により、空いた時間に会計業務外の本業に力を注いでほしいと願っています。 当事務所の運営も会計処理のサポートだけではなく、より経営判断の助力になり、より新しい情報をより多く提供できる体制にします。

まとめ

クラウド会計は、経理業務効率化が出来、本業に力を注ぐことが出来る会計ソフトです。

メリット

  • 口座データを自動で会計データ化出来る
  • レジ等・クレジット決済等のデータ化されているデータは自動で会計データ化出来る
  • 会計知識は不要
  • クラウドにデータがあるため、会計事務所とのメール等のやり取りが不要

デメリット

  • パソコンのセキュリティの面で今まで以上に気を付けなければいけない。

※2017年9月現在

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